カオハガン島ボランティア2008

論文・コラム

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院長ブログ 雑事総論


診療最前線

当院におけるレーザー治療について

当院ではCO2レーザー装置を導入しています。
CO2レーザーとは、わかりやすくいえばレーザーメスのことです。

利点

  • 手術後の痛みがほとんどないこと。
  • 手術中の出血が少なく出来る。
  • 手術創からの滲出が抑えられること。
  • 手術後の腫れが少なくなる。
  • 手術によっては局所麻酔のみで行う事が出来る。
レーザー
全身麻酔下では
体表の腫瘍、乳腺の腫瘍、肛門の腫瘍、口腔内の処置などに多く使用しております。

高齢のワンちゃんの場合、皮膚にイボなどができることも多く、引っかくことで出血、化膿する場合もあります。しかし高齢のために全身麻酔が怖い、または心臓が悪いために全身麻酔がかけられない、などさまざまな問題を抱えた患者さんも多く、このような場合でも局所麻酔とCO2レーザーを使うことで、痛みのない極短時間での処置が可能となります。この場合は診察時間内での処置が可能であり、入院の必要はなくそのままお帰りいただけます。(数や大きななどにより手術方法は変わることがありますので、ご相談ください)

欠点

組織が蒸散する際に、組織が炭化(炭になる)する。

対策

これに対して、スーパーパルスモードという設定を使用することで、組織の炭化を最小限に抑えています。

CO2レーザーについて

CO2レーザーは波長10.6μmの目には見えない遠赤外線のことです。この光を用いて、照射部位の細胞を蒸散させ組織を切開していきます。

このCO2レーザーは水分に吸収されるという特徴を持っています。体の中の約70%は水分でできているため、CO2レーザーで手術をした場合そのほとんどは正常な組織の水分に吸収されます。また最小で約100μmしか到達しないので周囲の正常組織にダメージを与えることなく病巣のみを切除することが可能です。

CO2レーザーを照射された細胞は蒸散され、細い血管やリンパ管、神経の断端は蛋白変性を起こすことでシールされるため、手術中の出血や術後の滲出、痛みはほとんどありません。 また、リンパ管も閉鎖されるために、手術後の滲出がなく、手術創の腫脹もほとんどありません。 神経の断端は蛋白変性を起こすことで神経断端が閉じるので、手術後の疼痛がなく、動物にとっては非常にストレスの少ない手術装置といえます。 このように、CO2レーザーは非常に優れた手術装置であり、患者さんの負担を出来る限り減らすためには非常に有益な装置と言えます。

注)内容は当院が導入しているアキュベットCO2レーザー紹介ホームページを参考に加筆いたしました。また図はアキュベットCO2レーザー紹介ホームページより引用いたしました。 より詳しいことが知りたい方はhttp://www.accuvet.net/whats/index.htmlをご参考ください。

 

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